- 2019/12/05公開
八ヶ岳南麓の別荘地も、師走を迎え賑わいも落ち着いて参りました。
日々忙しなく走り回る「別荘地の管理スタッフ」も落ち着いてきたかと思いきや......、まだまだ季節ならではのお客さまと奮闘中な模様です。
こんにちは、別荘地管理の田之畑です。
泉郷のある八ヶ岳では、冬の足音が間近にまで迫っております。
気温がマイナスの朝も日に日に増えてきております。
◆冬にかけての一大管理作業
さて、今回お話しさせていただくのは秋から冬にかけての一大管理作業である道路の落ち葉清掃。
夏に生い茂っていた木の葉が大量に落ちて来てあっと言う間に道路を埋め尽くします。
清掃しても翌日には清掃前と変わらない状況に戻ってしまい、毎日が悪夢の繰り返しのよう......。
皆さんは落ち葉と聞くとどんなイメージを想い描かれるでしょうか？
カッコいい俳優がコートの襟を立てて落ち葉舞い散る道を歩いて来るような映画のシーンを思い浮かべたりしませんか？
ところがどっこい我々にとっては落ち葉はそんなに優雅なモノではありません。
◆落ち葉舞い散る道のおそろしさ！？
まず、落ち葉が降り積もったところが雨で濡れたりしたら大変です。何故か？ 濡れるととにかく滑る。
凍結路も怖いですが、濡れた落ち葉も同じくらいに恐ろしいのです。
俳優が落ち葉の上でスッテンコロリン滑って転んだり、滑って来た車に跳ねられたりしたら折角のシーンも台無しですよね。たぶん怒って帰っちゃうでしょう。
もしくは、落ち葉で埋まってしまった側溝に足を突っ込んだりしたらせっかくのシーンも台無しですよね。これはもう喜劇です。
◆エンドレスマーチ
とまぁ、こんな事故を防ぐためにもこの時期の落ち葉清掃は大事な大事な管理作業でもあります。
とはいえ当たり前の事ですが、舞い落ちる落ち葉が作業に合わせて落ちて来てくれる訳ではありません。
泉郷は八ヶ岳の麓大泉に東西に長く40ヶ所近くの別荘地を管理しています。全ての別荘地の道路長で約45000m。
その全てを別荘地管理要員10数名で清掃に廻ります。一日中9.8ｋｇブロアを背負い、秒速89ｍ/sの風力が出るノズルを振って落ち葉を飛ばしながら歩く距離は1日に10kmを雄に越える事も...。
そうやってやっとの思いでキレイに清掃しても翌日には吹き返しで元に戻ってしまう場合も。
◆管理には気を遣うこともたくさん......
皆さまには音がうるさい、ホコリが舞うなど苦情もいただく場合もございますが、手作業ではとてもじゃないですが......やり切れる量ではありません。
とは言うものの、ご迷惑が掛かるのは出来るだけ避けたい。
なので、作業に当たる者には細心の注意を持って作業に当たるよう指導しています。
- 窓が開いていないか？
- 洗濯物などが干されていないか？
- 通行中の人がいないか？
- 車の周辺等にも注意し、どうしても必要な時は出来るだけ弱く吹く
- 工事中の周りは避ける
など、出来る事は最低限ではありますが、細心の注意を払い作業しております。
また、落ち葉は山の養分としてリサイクルしたり、集めてバキューム車で吸い込んでひとつところに集め、農場へ肥料用として引き取ってもらったりということもやっております。
バカげた話だと思われるでしょうが、落ち葉がお札だったらと下世話な事を考えた事も一度や二度ではありません。
さて、落ち葉が落ち切るのが早いか、雪が降るのが早いか。はたまた作業者がダウンするのが早いか？
まだまだ落ちきっていない葉や木を横目で見て、恨めしく思いながらも寒風吹く中作業に励んでおります。
どうぞ皆さま、ご理解ご協力の程お願いいたします。
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八ヶ岳の秋冬は、昼の時間こそ少ないですが、1日を通して晴れている日が多く、また夏の夕立のように突然の雨が少ないので、好天に恵まれやすい環境です。
山エリアでは降雪量も少なく、泉郷の管理別荘地ならば、除雪も入るので安心！安全！
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