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暮らす人の声

「苦しい」は、「楽しい」8年目の八ヶ岳

「苦しい」は、「楽しい」8年目の八ヶ岳

実は、そっくり地下になっていて。

小高い丘の上に建つ下田邸。落葉樹が積もった腐葉土が多く、建築時には深い基礎工事が必要になった。当然、施工費用は通常よりもかかり多額の経済的負担だったが、その結果、出来た基礎内の地下空間を逆手に取ることにした。天井高はやや低いものの、内装工事を加え、趣味のオーディオルームとして変身させたのだ。ここでは、ご夫婦や仲間とゆっくりと映画を観たり、音楽を聴く。防音効果を備えた空間は、時間を忘れ、好きな音楽や映画の世界に没頭するには理想的な環境だ。

「クラシックもいいけど、寅さんもいいよ。ホントにいいよ、寅さんは。人生苦しい事があって、楽しいこともある。八ヶ岳での暮らしは思いがけない事が起きたりして、苦しいって思うこともあるけど、それすらも楽しもうと、私は'苦楽しい'って言っているんです。まさに寅さんの心境かな。ここでの生活は。」さらに、オーディオルームの奥には工作室とワインセラーまで造られている。温度と湿度が安定しているので、大好きなワインを保管するにはもってこいの場所だ。非日常を楽しむ、をテーマにここでやりたかったことを一歩ずつ実現させていくご主人の遊び心が、この地下空間を進化させている。

下田様ご主人 大人の男の趣味

オーディオルーム ギター部の顧問をしていたこともあるご主人は、自らもチェロを弾く本格派。音楽へのこだわりが随所に見られる。ライブラリーには、モーツァルトとバッハの全集、フェンダーのストラスキャスターなどが並ぶ。
長野県上田市にある城下工業という会社の真空管アンプは、優しい音質が魅力だ。

ワインセラー 扉には、フィンランド語で書かれた「ワインセラー」の文字。その先へのワクワク感を掻き立てられる。中ではフランス産のヴィンテージがそっと開封される日を待っている。

ワークスペース 八ヶ岳に来てから、DIYを楽しむようになったご主人。ワークスペースはスキーのチューニングにも大活躍する。

双眼鏡・カメラ バードウィッチングには欠かせない双眼鏡。ライカとツァイスがあるが、ツァイスの方がレンズが明るいので、冬でも見やすいという。ニコンの800mm望遠レンズもあるので、本格的な野鳥撮影の時は三脚を持参で狙う。「撮影する前にどれだけ鳥達の行動や習性を我々が学ぶかということでシャッターチャンスが決まってきます。」それもここに住んでいればできることだ。

Others

ギャラリー運孤 天窓のあるトイレには鳥たちの写真が飾られた「ギャラリー運孤」が。『孤独を運ぶ場所』つまりトイレの事をこう呼ぶご主人の洒落っ気がのぞく。

4年前に設置した太陽光発電システム。「ここは日照時間が長いでしょ。北杜市は日本でも一番長いって言いますよね。太陽光発電を設置してからは、売電と使用料を相殺して毎月1万円くらいの収入になっています。」

最初はお父様のために建てた平屋のログ。その後8年が経ち、お父様が過ごしてきた八ヶ岳の生活に自分たちの新しい未来の生活を重ねるように過ごす下田さんご夫妻。
3年後の本格的な移住計画が進み始めながらも、やりたい事は山積み。まだまだしばらくの間は、苦しくて楽しい八ヶ岳生活が続きそうだ。



(この記事は2014年のインタビューです)


『八ヶ岳スタイル』とは?

セラヴィリゾート泉郷が発信する「快適な八ヶ岳ライフを実現するための地域情報誌」です!

八ヶ岳南麓(北杜市)で別荘・二地域居住・移住を叶えた方達の、そのプロセスや、現在の過ごし方などをお伝えするインタビューをはじめ、観光では気づきにくい地元情報やイベント・お店情報なども満載。 分譲地管理のページでは、豊かな自然の中ならではの困りごとの対処法や豊かな四季の暮らしを謳歌するために役立つ、多くのヒントをお届けしています。

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