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暮らす人の声

「苦しい」は、「楽しい」8年目の八ヶ岳

「苦しい」は、「楽しい」8年目の八ヶ岳

八ヶ岳スタイル28号 下田健司・ 亮子様ご夫妻

現在のお住まいができて8年。あと3年したら完全移住の夢がようやく実現。その前に、この8年間の八ヶ岳ライフを振り返っていただきました。

印象的だった、八ヶ岳との出会い。

13歳になる愛犬ロキ。屋根付きテラスがお気に入り。

『井富の里』と呼ばれる分譲地の小高い丘の上に下田さんのお宅はある。正面には富士山が望めるロケーションがお気に入りだ。
 「八ヶ岳との最初の出会いは、中央自動車道を走っていた時のことですね。いつもは東名高速道路を利用しますが、たまには中央道で行ってみようとここを通った時、八ヶ岳の雄姿に目を奪われたのを覚えています。」
愛知県刈谷市に自宅のある下田さんご夫妻。ご主人は高校で国語の教鞭をとられ、ワンダーフォーゲル部の顧問をされていた。息子さんが東京にいるので、当時はよく東京へ行ったり来たりしていたという。ちょうどその頃両親が田舎暮らしの計画を進めていたので、その候補地として八ヶ岳で土地を探すようになった。

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「あちこちの別荘地を見ましたよ。適度な非日常が感じられ、それでいて不便でないところを探しました。実は別のところでほぼ決まっていたのですが、最後に家族でここを見に来たんです。でも、その場では誰もここにしようとは言わなかったけど、自宅に戻ってよく考えてみたら、ここがいいってみんな言い出して、意外と簡単に決まりました。」
 お父様が山好きでよく山歩きをされていたこともあり、まずはお父様のための拠点にと始まった田舎暮らし計画。両親を訪ねるのはもちろん、愛犬ロキの為の夏の避暑も兼ねて八ヶ岳に通うようになった。
 「家を建ててから3年くらいは両親が住んでいて、私たちは刈谷市と行き来しながらの別荘を楽しんでいました。そして私も60歳になって仕事もひと区切りがついた頃、父と同じように田舎暮らしをもっと楽しもうと思い、月一回のペースで滞在するようになりました。今でも週に3日働いていますが、3年後には完全に仕事をやめてここに移住しようと考えています。」 愛知県の自宅から八ヶ岳まで片道240kmのドライブは、国道153号線を使うことが多い。
 「高速料金は安くはないし、時間だけはあるのでね。6時間位かかりますが、下道も使うようになりました。杖突峠や高遠、松川など景色も良いし、美味しいものも発見したりして、道中を楽しみながら来ます。」逆境を楽しいに変える下田さんの『苦(くる)楽しい』ライフのひとつだ。

八ヶ岳通いの大事な相棒。

下田さんのお宅はフィンランド産ログ、HONKAの平屋モデルプラン「トピ」。北欧生まれの本格的なログハウスで和室もある。
 「もともとはスウェーデンハウスに憧れていたんですよ。でも、掃除のことや暖房効率を考えたら、小さな平屋がいいかな、と。父はログハウスということも喜んでいたし、HONKAのログは意外と和室が似合うので女性陣の反応もよかったですね。」

手作りの薪小屋は、建物と同色でご主人が塗装。

建築面積は約20坪くらいで、二人と一匹で暮らすにはちょうどいいサイズ。
その代わり広めの庭ではご主人が家庭菜園をしたり、奥様やお母様が趣味のガーデニングを楽しんでいる。敷地内に残された栗の木や落葉樹を活かしながら、ご主人が木道を作り、その周りに毎年少しずつ新しい木や草花を奥様達が植え、好みの風景へと時間をかけてデザインしている。「建築時に伐採した木は、義父が元気な頃に薪にしていて、まだ残っているのを大事に使っています。薪小屋は建物に合わせた色で主人が作りました。愛知にいる時とは、すっかり生活スタイルが違うんです」

八ヶ岳は冬がいいですよ。

夫婦が「トビちゃん」と愛着を持って呼ぶHONKAの平屋ログ。小さくても沢山の魅力が詰まっている。

 本格的に八ヶ岳に来るようになってまだ2年くらいだが、予想以上にここの暮らしは快適だと満足のご様子。「標高が1,100mくらいあるので、それだけで非日常を感じられますね。今年の夏は、1日だけ扇風機を回した程度。もちろんエアコンはありません。ロキが屋外でノビノビと過ごす様子を見られるのが嬉しいです」。
そしてご主人が四季の中で一番好きなのが冬。

「この玄関前のちょっとした軒下のスペースを、私は『富士見パノラマテラス』と呼んでます。冬になると、周りの木々の葉も枯れ落ちて、正面に富士山がよく見えるんです。それは寒いですが、何といっても空気が澄んでいて清々しいんです。南アルプスの甲斐駒ケ岳も刻々と変化する様々な表情を見せてくれます。それはもう神々しささえ感じる景色ですよ。」  『モルソー』というデンマーク製の薪ストーブさえあれば、刈谷市の自宅より暖かいと言う。  「冬でも仲間達がよくやって来ます。山登りやスキーが好きな友達が。彼らが来るとみんなストーブの周りで薪の燃える火を見ながらお酒を飲み始めて、そのまま寝てしまう。朝まで寝てても寒くないので大丈夫です。」 来客のある時は和室がゲストルームになるが、リビングでそのままゴロゴロ雑魚寝状態になってしまうこともよくあるそうだ。

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 「冬の庭では、特に鳥達の仕草や表情までよく見えるし、友達は、ここに泊まると鳥達の羽音までも聞こえる、と言います。鳥の写真ももっとたくさん撮りたいですね。」
他にもやりたいことは尽きない。登山での八ヶ岳の全岳制覇、それからスキーのバッジテスト(技能テスト)。「今年の冬は憧れの八方尾根のバッジに挑戦したいですね。」と意欲的だ。
 「仕事優先で過ごしている時間は、何かと犠牲にしていることがあると思います。例えば、朝ごはんを食べずに仕事に行くとか。でも都会の喧騒から離れたここでは、時間がゆっくりと流れるようで、丁寧に過ごすことができるんです」

「ここでは主人が自分からキッチンに立って、お料理も全部作ってくれます。私は後片付け担当。愛知にいる時はそうはいかないけど、料理を楽しんでいる姿を見ると、それも、やりたいことなんだなって。私はお客さんのように、主人の焼いたケーキと丁寧に入れたコーヒーをご馳走になるんです。」  「冬、台所に立っていると窓の外に雪が静かに降ってくるんです。そんな様子を眺めながら、ゆっくりと手間暇かけて料理をする。すごく贅沢な時間だと感じます。」

外も中も楽しい下田さんの別荘

小さなスペースでも、ジャガイモや花豆、ピーマンなど挑戦して楽しんでいる

アイアンの番地がカッコいい、歩きやすいアプローチ。

富士見パノラマテラスと名付けられた外と中をつなぐ屋根付ポーチ。雨の日でも過ごせる愛犬ロキのお気に入りの場所。

奥様とお母様が楽しむ、傾斜を活かしたガーデニングスペース。

家庭菜園へすぐの勝手口。動線の良さがお気に入り。

意外にログハウスにマッチする和室は、来客時にも大活躍。

鳥達がちゃんと順番待ちをしながら仲良く水浴びをする。

木道は、現在進行中で作成中。

『八ヶ岳スタイル』とは?

セラヴィリゾート泉郷が発信する「快適な八ヶ岳ライフを実現するための地域情報誌」です!

八ヶ岳南麓(北杜市)で別荘・二地域居住・移住を叶えた方達の、そのプロセスや、現在の過ごし方などをお伝えするインタビューをはじめ、観光では気づきにくい地元情報やイベント・お店情報なども満載。 分譲地管理のページでは、豊かな自然の中ならではの困りごとの対処法や豊かな四季の暮らしを謳歌するために役立つ、多くのヒントをお届けしています。

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