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暮らす人の声

八ヶ岳、本気でファーマーズ・ライフ。八ヶ岳スタイル22号

八ヶ岳、本気でファーマーズ・ライフ。八ヶ岳スタイル22号

八ヶ岳スタイル22号 猿田 條一・菊枝様ご夫妻

年間で40品目もの野菜を作っているというから、もうプロの農家さん顔負けくらいのファーマーズご夫妻。定年後八ヶ岳で過ごすようになり、畑を借りて本格的に野菜づくりを始め、今では3ヶ所の畑の農園主である。

定年後は山へ行くぞ、と決めていた。

もともとは千葉県流山市の自宅で、30代のころから奥様が市民農園で野菜づくりをしていたのがきっかけだった。「でもね、なかなか収穫ができなかったんですよ、市民農園では。」と当時の様子を奥様は振り返る。
 「陶芸がきっかけだったんです。今、思えば小さいころはよく泥んこ遊びをしていました。お団子を作ったり。そのせいか、大人になったら陶芸に興味を持って、陶芸教室に通い始めたらどんどんハマっちゃって。教室に通っている人たちは、土を通じて農業にも興味を持つ人がいっぱいいるんですよ。」
 一方、ご主人の條一さんは化学会社を定年退職後、大学の医学部に講師として勤務。今でも千葉・埼玉県内の病院に仕事で毎月1回通っている。コミュニケーション学が専門で、企業では人事畑で活躍をされていた。そんなご主人は「歳をとったら山に行くぞ」とずっと奥様には宣言していたと言う。
 「僕は松本の出身でね、八ヶ岳は田舎に帰る時の通過点だったんですけど、会社に勤めている頃、研修で何度か泉郷を利用したことがあってね、それがきっかけです。」
 奥さまは「その頃は山とか高原なんて、全然興味はなかったですけどね。最初に八ヶ岳に別荘を見に来た時、ひと目ですごく気に入っちゃいました。」
 実は、現在お住まいの家は八ヶ岳で2軒目。以前は泉郷のフロントの近くにあったが、6年前に甲斐大泉駅北側の分譲地に買替えた。「最初に購入した別荘は森の中で良かったんだけどね、そのうち本格的に八ヶ岳で農業を始めたいと思うようになって、そうすると森の中では陽当たりがもうひとつなのでここに引っ越しました。今では千葉と八ヶ岳で半々の生活をしています。」
 「この家で標高がだいたい1,250メートル。農業をするにはちょっと高いんですね。でも、このくらい標高があった方がいい品種もあるわけですよ。豆類なんかはいいようです。それにシイタケやナメコはすごくいいのが採れます。」
 ご自宅前に庭のようにあるのが1号畑。キッチンの窓からちょうど望めるのが2号畑。この2号畑は結構、広々した畑で、地元の農家さんからお借りしている。
 「でもね、獣害や鳥害も凄いんですよ。イノシシ、鹿の家族、狸やハクビシン、それにキジもやって来るね。」
 「トウモロコシなんか、明日あたり食べ頃かな、なんて言っていると次の日の朝、必ず食べられてる。そんなことがよくありますよ。本当に彼らはよく分かっていますよね、自然のリズムを。」
 「しょうがないよね、相手は自然だから。我々はおじゃましている立場なんだから。」とご主人は気にする様子はない。

八ヶ岳 別荘
八ヶ岳 別荘
八ヶ岳 別荘

荒々しくも繊細な表情の花瓶が玄関で迎えてくれる。
夏になれば附近でとれる山野草を活ければ、これもアートになる。

八ヶ岳 別荘
八ヶ岳 別荘

  窓から見えるのが標高1,250メートルの2号畑。
花豆、モロッコインゲン、トウモロコシなどの豆類とキノコがおもに採れる。
花豆は標高が高くないと作れない。椎茸は原木栽培。地元の森林組合からナラなどの原木をわけてもらっている。

孫よりジャガイモが大事なのって?

八ヶ岳へ通うようになってからは、奥様も思う存分農業に親しむことができ、心も体も満たされているという。
 「何も気にせずに農業をできるのが、本当に幸せ。でもね、都内にいる娘夫婦に孫が生まれる時なんかも、ちょうどその時がジャガイモの植え付けの時期だったので、ごめん、行けないって言ったら、孫とジャガイモとどっちが大事なのって言われちゃってね。でも、その植え付けのタイミングを逃すとその年の収穫に大きな影響がでて、不作になってしまうの。だから、今は種蒔きや植え付け、収穫なんかのタイミングに何か用事ができて、予定通りに農作業ができないことがあると、それが困るんですよね。」
 それでも、今ではお孫さんだけでここに滞在して、お二人が作ったお芋や野菜を美味しいと喜んで食べているという。
 「豆類やきのこはこの近くの畑でいいんだけど、葉物野菜も欲しいので、日野春の方にも畑を借りてね、そこではトマトや葉物野菜をはじめいろんなものを作っています。」
 その畑が標高600メートルくらいで、この家から一気に600メールくらい下がるので、気候もまったく違い、できる作物も変わるという。
 「その畑を3号畑って呼んでいますけどね、そこも農家さんつながりで紹介してもらって借りています。」
 間もなく70歳を迎える猿田さんご夫婦は、千葉県と北杜市との二地域居住になるが、地元の農家さんと出会ってから、農地も貸してもらうことができ、様々な広がり見せている。
 「その農家さんがこの地区の役員をしていて、そこから紹介の輪がどんどん広がって、今ではこの地区の共同墓地にお墓まで買いましたよ。よそ者の我々がこの地区のお墓に入れるなんて、珍しいし嬉しいじゃないですか。八ヶ岳に来るたびにお墓を掃除して、いずれそのお墓に入るのが今から楽しみです(笑)。」
 農作業の機械にしても、もう使わなくなった機械がいっぱいあるので、そんな情報も地元の方が教えてくれるし、逆に機械も使ってあげなければどんどんダメになっていくので、使ってあげれば農家さんにも喜んでもらえる。そんないい関係ができている。

八ヶ岳 別荘

こちらの3号畑は標高600メートル。
葉物野菜、ニンニク、スイカなど、夏にはたくさんの野菜を収穫することができる。

八ヶ岳 別荘

ご主人も耕運機を扱うのも手慣れたもの。
農家さんの親切な指導があって、ここまでできるようになった。

「八ヶ岳スタイル」とは?

セラヴィリゾート泉郷が発信する「快適な八ヶ岳ライフを実現するための地域情報誌」です!

八ヶ岳南麓(北杜市)で別荘・二地域居住・移住を叶えた方達の、そのプロセスや、現在の過ごし方などをお伝えするインタビューをはじめ、観光では気づきにくい地元情報やイベント・お店情報なども満載。 分譲地管理のページでは、豊かな自然の中ならではの困りごとの対処法や豊かな四季の暮らしを謳歌するために役立つ、多くのヒントをお届けしています。