衝動買いだったんです。
八ヶ岳に別荘を買ったのは、衝動買いだったんです。私がまだ 50歳前の時に会社の同僚に誘われて泊まりに来たのが最初。それまではとにかく仕事馬鹿でね、休日もないくらい働いていました。だから、趣味なんてなかったし、仕事以外の楽しみもなかったんです。」
現在63歳の永井光直様は、支店長まで勤められ、高度経済成長期の日本を支えてこられた、典型的な猛烈ビジネスマンでした。しかし、仕事でノイローゼ気味になり、このままではダメだと週末は仕事を休むようになった頃、八ヶ岳で過ごす時間の魅力を知りました。
「開放された気分になるんですよ。来たなって、気持ちに。」
「何とか61歳で退職させてもらってね。それからはほとんどこちらで過ごしています。八王子に自宅はあるんですけど、月に5日くらいかな、帰るのは。それが終わって、中央高速で笹子トンネルを抜けた瞬間に、開放された気分になるんですよ。来たなって、気持ちに。」
本格的にこちらに住むようになって、永井様は住まいに手を入れました。まずは浄化槽の設置。「このような自然の中に暮らす者としての義務でしょう。生活排水はできるだけきれいにして流さないと、自然環境を汚すことになってしまうからね。」
もうひとつは屋根。森の中の別荘は落葉樹の葉が屋根に積もり、雨が降るとそのまま湿気が溜まってしまい、屋根が傷みやすくなります。特に雨漏りなどはなかったものの、10年経ったので、いつかはと思い、早めに改修されました。
「おかげでね、断熱性も上がったみたいですよ。」と意外な効果にも満足のご様子。さらに、ご自分でも新しい窓を設けるなど、素人とは思えないリフォームも行っています。
「北側の隣地も手に入れて、この窓からいつも庭が見えるようにしたかったの。」と2階に上がる階段の壁に大きな開口窓を付けました。リビングで使用しているテーブルや椅子、窓際の棚もすべてが永井様の作品。「家内がね、スーパーで端材を安く買って来るんですよ。それをコツコツやってね。」
八ヶ岳に暮らすようになって、新しい友人関係もでき、以前の仕事人間の頃にはなかった新しい時間を次々に発見されている永井様ご夫妻。今こそがほんのちょっとの幸せな時だと実感されながら毎日を過ごしています。
八ヶ岳に暮らすようになって、朝日や夕日の美しさ、満月の美しさを知り、タバコも止めて喘息も治り、健康になった永井様の日課は、 2匹の犬と朝と夕方の散歩。
「毎日朝晩4時間散歩をしています。夕焼けのコースとかね。犬たちと一緒に。」冬には朝の霧氷の瞬間、秋には枯葉の色合いの変化、とにかく自然と季節の移ろいを見ているだけで美しいと感じられることの幸せにすっかり満足されているご様子です。
| リフォームメモ | 屋根の葺き替え工事費は約130万円。屋根の耐用年数は一般的に15〜20年。早めの工事が結果的には長持ちの秘訣。浄化槽の設置工事費は約130万円。そのうち補助金で30万円くらいはまかなえたそうです。補助金の出るタイミングを調べて工事をすればいいとのこと。 |
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